1964-03-13 第46回国会 衆議院 法務委員会 第14号
ところが、再審弁護団は東京工大名誉教授の秋谷七郎博士、代々木病院副院長の中田友也博士、東北大学の岡野博士の三人に鑑定依頼を出したところ、秋谷博士は、市販の青酸カリは工業規格で、純度九〇ないし九五%を要することになっている。この比率からいくと、青酸カリは着色することはない」という結論を出している。
ところが、再審弁護団は東京工大名誉教授の秋谷七郎博士、代々木病院副院長の中田友也博士、東北大学の岡野博士の三人に鑑定依頼を出したところ、秋谷博士は、市販の青酸カリは工業規格で、純度九〇ないし九五%を要することになっている。この比率からいくと、青酸カリは着色することはない」という結論を出している。
それから秋谷博士の鑑定について、時間がどう修正されたかというお話でありますが、これは鑑定というものは神聖なものでございますので、おそらく正式の鑑定書は、これは検察庁の方でまだ御委託になつておりますから、検察庁の方からもまだ出ていないかもしれません。そのことについては今申し上げるわけに行きません。
○山内説明員 秋谷博士の乳酸反応の試験は、仰せの通り濕度、温度等、一定の條件のもとに説明せられる科学的な結果といたしまして、検察庁といたしましてもそういう考えのもとにこの意見を聞いておるだけでありまして、これだけを根拠にしておるのでもないのであります。